64. 「朝の5分」でコーヒーを飲むより目覚め効果が高い習慣

皆さん、こんにちは。

朝シャキーンと起きられず、「なんとかベッドから出ても、その後もなかなかエンジンがかからない」というお悩みはよく耳にします。「目覚めるためまずはコーヒーを一杯」・・・という朝習慣をお持ちの方も多いかと思いますが、寝起きはコーヒーよりもピュアな水での水分補給がマスト。就寝中は寝汗や呼吸などで水分が失われており、朝にかけて全身は砂漠化状態になっています。健康のためにはカフェインを含み利尿作用のあるコーヒーではなく、常温のお水か白湯での水分補給が理想です。その後、朝食と一緒にコーヒーを飲むことは構いませんが、「目覚め」を目的とした場合には、もっと効果的な方法があることが明らかになっています。

朝シャワーは目覚めによく、疲労感も和らげる

寝ている間は体の余分な熱を放出しているので体温が下がっている状態です。朝にかけて人の体は目覚める準備として体温が上昇に転じるのですが、冷え性などが原因で、目覚めのときに十分に体温が上がらない人もいます。

体を起こすコツは体温と血圧を上げることです。布団の中で軽くストレッチをする、おめざを食べるなども良いですが、とりわけシャワーは目覚め効果が抜群で、さらに爽快感は朝の定番であるコーヒーよりも高く、疲労感もやわらげてくれるというデータがあります。浴びる時間は5分程度でOKなので、とても手っ取り早く効果が実感できるのが嬉しいですね。

ただし、浴び方にはポイントがあります。お湯の温度は40~42℃とちょっと熱めのお湯に設定すること。熱いシャワーは下がったままの体温を急速に戻し、皮膚から水流の物理的刺激が脳に伝わって活動スイッチがオンになる交感神経を刺激して体をしっかり起こしてくれます。シャワーはまず水圧を手や足などからだの末端部分に十分にあてるようにし、その後、お腹や胸などからだの中心部に向かって浴びるようにしましょう。末端から中心部へ――こうやってシャワーを浴びるようにすることで血液やリンパの流れが促進され活動モードのスイッチがオンになります。
シャワー後にミントやレモンのような爽やかな香りのボディクリームを塗れば、さらにスッキリとした目醒めにつながるのでおすすめです。

朝風呂はNG。入浴は夜だけの習慣にすること

「体温を上げること」だとすれば入浴はもっと効果的なのではないかと思われがちですが、実は朝の入浴はNG習慣なのです。全身がつかる入浴は体への負担が大きい行為であり、お湯につかった際に血圧が大きく変動し過ぎます。朝の入浴は朝の運動習慣と同じくらい体を危険にさらすことになるので、お勧めできません。

朝にシャワーを浴びる時間のない方は、せめて洗顔や歯磨きを丁寧に行いましょう。こういった行為も交感神経を刺激して自律神経のメリハリを助けることになりますし、このようなリズミカルな動きは日中の意欲的な活動を後押ししてくれる脳内ホルモンのセロトニンの分泌を後押ししてくれます。

なんとなくぼーっとしたままダラダラと身支度をしてテンション低く出勤する・・・そんな「だる重」な1日のスタートを、朝シャワー習慣を取り入れることで爽やかな気分で始まる1日に変えていきましょう。



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