皆さん、こんにちは。
熱く寝苦しい夏が終わって過ごしやすい季節が到来し、夏寝具から秋・冬寝具へと寝室を衣替えする時季となりました。秋冬寝具では欠かせないアイテムいえば「毛布」。一言で毛布といっても様々な素材があり、それぞれ特徴・魅力があるので、ここでは代表的な素材4つについてご紹介します。
素材別「毛布」の特徴
カシミア
言わずと知れた高級素材。熱を逃がさないので保温効果が高く、極上の暖かさを実現してくれます。また、吸湿発散作用も高いのでカラッとしていてムレ感が少ないのも特徴です。艶やかでなめらかな肌ざわりが魅力的で、包まれるだけで高貴な気持ちにしてくれる魔法の毛布。また、毛布は羽毛布団とセットで使用するケースがほとんどですが、カシミアの毛布は羽毛布団と併せてもズレにくいので相性抜群です。さらにアクリル毛布に比べると軽く、体への負担が少ないといった利点もありとてもおすすめの素材といえます。しかし、機能性が高ければ値段も高い!ということで、お財布との相談が必要となる素材の毛布です。
ウール
寝具素材の中でも優等生として知られるウールですが、ウールの最大の魅力はなんといっても「呼吸する素材」といわれるほど吸湿発散力。熱伝導率が低いことから外部の冷たい空気を防ぎ、高い保温性を維持するうえにしっかり汗を吸収してくれるので、寝汗が気になる方や汗をかきやすい方には特にピッタリです。カシミア同様、天然繊維ならではの機能性が良さ、そして軽さが心地よい眠りをサポートしてくれるのでとても重宝します。弾力のある肌触りと自然で優しい暖かさで、心と身体に安心感を与え、昼間の緊張を一気にほぐしてくれるような毛布素材です。
アクリル
アクリル素材はピンからキリまで素材のランクは幅広く様々ですが、一般的には抜群に気持ち良い肌触りで女性に人気の素材。心地よい触り心地に加え、購入しやすい価格でお財布に優しいうえに、自宅で丸洗い洗濯できるという取扱いのしやすさが大きな魅力です。ただし、化学繊維なのでウールと比較すると吸湿発散力に乏しく、どうしてもムレ感が出てしまいます。また、滑りやすい素材のためベッドでは使用しづらいという難点も。また、毛布の上に羽毛布団をかけて使用する場合、羽毛布団は軽いので滑りやすいアクリルはあまり相性が良いとは言えません。さらに、アクリル素材というと気になるのが静電気の問題ですが、最近では帯電防止加工を施してある製品も販売されているので、ラベルをチェックして確認しましょう。
綿
綿毛布は吸湿感がありしっかりと汗を吸ってくれる素材で、オールシーズン使える万能毛布。丈夫なので洗濯を繰り返しても固くなりにくく、優しくソフトな肌触りが維持されるので、長いスパンで使用できるため使い勝手がとても良く、1枚持っておくと便利です。羽毛布団と併せて使う方の場合、圧倒的に相性が良いのがこの綿毛布。静電気もアクリルよりは起こりにくいので安心して使えます。綿毛布は他の素材と比べると多少の重さがあるので、「掛け心地が気持ち良い」と好まれる方も多いのですが、ウールよりも発散性がないので使用している期間が長ければ長いほど、どんどんムレて重さが増していくというデメリットがあることは覚えておきましょう。
機能性、価格帯、デザインなど、様々な種類の毛布がありますが、これから秋・冬にかけては毎日活用するものなのでぜひご自身にとって「これだ!」と思うかけがえのない1枚を見つけてくださいね。