ポジティブ精神がもつ6つの普遍的な「美徳」

皆さん、こんにちは。

先日、とても興味深いお話に出会いました。

アメリカの心理学会(APA)の元会長であるマーティン・セリグマン氏はミシガン大学のクリス・ピーターソンとともに、世界の宗教や哲学を踏まえたうえで人間の精神のポジティブな側面に6つの普遍的な「美徳」があると、「感謝と幸福感」という論文にて提唱したそうです。

その6つとは、

①知恵と知識
②勇気
③愛と人間性
④正義
⑤節度
⑥超越性

そもそも「美徳」という言葉を改めて調べて見ると、「人として望ましい心の在り方」を意味しているとのこと。
年代の壁や文化の差異を超え、人と交わり、幸福に生きていくためにこの6つの項目のどれも必要不可欠であることは一目瞭然ですね。
実は、これら6つを構成する24の人格特性も存在していて、そのなかには「感謝」「優しさ」「許し」「希望」「謙虚さ」などがあるのだとか。(セリグマン 2004など)
中でも、感謝に関してはとても重要視されており、古くから宗教や哲学を通じてその大切さが伝えられてきました。「感謝は最高の美徳であるだけでなく、他の全ての美徳の母である」といった文言や、「社会を安定に維持するにあたって、感謝が重要な感情資源である」という指摘まで残っているほど。

ポジティブに生きていきたいと思うと、人によっては辛いことを考えないようにしたり、困難な道を避けて通ろうとしたりすることから「楽しい日々」を手に入れて明るく生きていこうとしますが、それは「楽しい」のではなく、単純に「楽(らく)」なだけ。
それって本当の意味で「ポジティブな生き方」とは言えませんよね。
ポジティブに生きていくことの本質的な意味は、学び続けて知識を増やし、失敗を含めた経験を重ねて知恵を増やし、勇気をもって1歩を踏み出し、愛と主体性のある思いやりをもって人に接し、自分の心に嘘をつかず、感謝の気持ちと高い志をもって謙虚に努力を重ねること。

楽に通り過ぎることのできる道だけを選んでいるようでは、残念ながらその人の成長はそこ止まりです。
身体のトレーニングもそうですよね、ちょっと苦しいくらい、少し歯をくいしばるくらいの感じがちょうどいい。

幸福に満たされる「美徳ある人間」を目指し、心や思考のトレーニングをして本物のポジティブ思考を手に入れていきたいですね。



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