皆さん、こんにちは。
No Business Wealth without Worker’s Health by WHO
睡眠改善は働く人々の健康を守り、企業の生産性を高め、希望ある社会を創造します。
皆さんは、「単純ミスが多い」とか、しっかりチェックしているはずなのに「見落としが多い」とか。
このような指摘を上司から、あるいは同僚から受けたことはありませんか?
寝不足な人ほど見落とし回数が増える
「発注数に0をひとつ多くつけてしまい、大変な損失を出してしまった」、「大切なお客様の名前を間違えてしまった」、「社外秘の資料をうっかりどこかに置き忘れてしまった」、いずれちょっとした不注意で起こってしまうミスですが、後悔してもしきれないほど大きなダメージ残しますよね。想像しただけで冷や汗が出てきます。
2003年にアメリカで公表された研究では、睡眠時間が短い人たちほど見落としが多くなることが明らかになっているのです。1週間にわたり、1日の睡眠時間を3,5、7、9時間に制限した各グループごとに簡単な作業の見落とし回数を調べた結果、日数が経過するに伴い、睡眠時間が短いグループほど見落としが多くなりました。寝不足はダイレクトに脳へ影響を与えて注意力を低下させ、昼間のパフォーマンスを妨げてしまうのです。
無駄な残業は増え、周囲からの信頼は減る
ミスをすると、それをリカバリーするために通常の業務にプラスして時間をつくる必要が出てくるので、残業時間が増えます。残業が増えると帰宅時間が遅くなり、さらに睡眠時間の確保が難しくなって翌日もまた寝不足でパフォーマンスが下がるという悪循環に陥ってしまうことに。こんな状況が続いてしまうと、当然周囲には「あの人はいつも眠そうで、ミスが多い」という印象を与え続けることになるので、信頼関係にヒビが入る可能性まであるのです。
本人がきちんと正しいリズムで就寝・起床するよう心がけることが最も大切なのですが、もしも部下や仲間でミスが続いている人がいたら、頭ごなしに怒るのではなくて、最近きちんと睡眠がとれているかどうか、なにか不眠に苦しむような精神状態になってしまっていなかなど、まずは相手の状況をヒアリングするようにしましょう。