44. 【睡眠健康経営】 ノーベル賞級の偉大な「ひらめき」が得られやすい時間帯とは?!

皆さん、こんにちは。

新商品や新サービスの開発、プロモーション、イベントなど、あらゆるビジネスシーンにおいて求められる「クリエイティブ力」。斬新な発想力や社会に新たな価値を創造するようなひらめき力は、働く全ての人にとって「欲しい!」と思う能力といえるでしょう。適切な睡眠時間の確保がクリエイティブ力に関連するという論文はネイチャーでも発表されていますが、時間帯によっても、発想が生まれやすい時間帯とそうでない時間帯が存在します。

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脳は睡眠中に記憶をインデックス化する作業を行う

不要な記憶は削除され、必要な記憶は脳に固定されるという、記憶や感情の整理整頓作業が睡眠中には行われています。そして、保存された記憶がまるで図書館のようにきちんと脳の中で整理整頓されると、記憶が「検索しやすい状態」になるので、「いざ!」というときにその記憶がつながるのです。例えば、最近得た情報の「●」と、昔の記憶である「■」という2つの記憶が結びつき、今まで思いもしなかったようなアイデアのひらめきが得られるといった状態。このように、記憶の分類、インデックス化を行っている過程で見るのが夢ではないかという説がるのですが、いずれにしても、きちんと眠ることで1日の中で得た膨大なインフォメーションの処理作業が行われるので、翌朝はスッキリとしたクリアな脳の状態に戻っています。

イノベーションの種は朝にある!

仕事で新しい発想を求められた際、考える時間帯は間違いなく「朝」がおすすめです。ぐっすり眠った翌朝の「ひらめき率」はどの時間帯よりも高いといわれています。実際、イノベーションを起こした歴史上の偉大なアイデアも、朝に起こったケースが多いそうです。逆に夜は1日の中で得たあらゆる情報で脳が埋め尽くされている状態であると同時に、使い続けたパソコンのように脳もヒートアップして疲労困憊状態。そんな疲れきった状況下で世間を驚かすような斬新なアイデアを生み出すのはかなりハードルが高いですから、ここは効率よくひらめきを得るためにも、早く寝て早く起きるのがベストです。朝は携帯も鳴らないので邪魔が入ることもありませんし、静かなので集中しやすい環境ともいえます。

アイデアを生まなくてはいけないという強迫観念から徹夜を続ける方もいらっしゃいますが、それではどんどん生産性も効率も下がる一方ですから、「新しいアイデアは、新しい朝にある」ということをぜひ、覚えておいてくださいね。



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