56. 高タンパク質ダイエットは減量と快眠の両方を叶える魔法のダイエットである

皆さん、こんにちは。

卵、肉、魚、大豆製品などに含まれるタンパク質は英語では「プロテイン」と言い、これはギリシャ語で「第一」という言葉から生まれたものだといわれています。その名の通り、タンパク質は体内で筋肉や臓器などの構成成分となり、私たちの生命活動を維持するために役立っている「第一」といっても過言ではないほど重要な成分なのです。

減量と快眠のダブル効果が期待できる高タンパク質ダイエット

アメリカの大学が行った研究では、低カロリーのタンパク質をたっぷりと摂るダイエットを行うと、結果として睡眠の質も向上するとういう報告をしています。まず1つ目の実験では、たんぱく質を多めに摂っていた14人の被験者の減量4週間後に睡眠の質が良かったことがわかりました。2つ目に行った実験では、過体重か肥満の被験者44人を対象を2群に分け、1群には普通のたんぱく質量(体重1kgあたり0.8g)のダイエット食を、もう1群には高たんぱく質(体重1kgあたり1.5g)のダイエット食を16週間に渡って摂ってもらい、毎月睡眠の質を評価することにした結果、高たんぱく食群の人は、3ヶ月目と4ヶ月目に睡眠の質が改善したことがわかったのです。

「リバウンドしない身体」も夢じゃない?!

タンパク質に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは1980年ごろから睡眠改善効果について調べられており、これまでの研究でもトリプトファンの摂取が入眠潜時を短縮する(寝付きがよくなる)ことが明らかになっています。但し、3g以上の摂取が必要とされ、そのような量を一度に摂ることができる食材は存在しません。しかし、長期に渡ってトリプトファンを含む食材を摂取した場合に睡眠改善効果があるという報告もあるといわれており、今回の実験においても16週間という期間を設けたことで睡眠改善という結果に繋がったのではないかと予想されます。睡眠が改善されることで食欲の中枢が整い、また糖や脂質の代謝が良くなるなどダイエットに効果的な条件が整うようになり、さらに痩せやすい身体をつくることができるため、高タンパク質ダイエットはとても身体への負担が少なく効率の良いダイエットだといえるでしょう。
ダイエットの本来の目的はより健康に、より美しくなることにあります。過度に食事摂取量を減らすなどただ体重(数値)を落とすことが目的にならぬよう、睡眠・食事・活動を考慮し、健康的に減量を行うことが大切です。よりヘルシーな毎日を送るため、毎日欠かさずタンパク質は摂取するよう心がけてくださいね。

※Zhou J, Kim JE, Armstrong CL, Chen N, Campbell WW. Higher-protein dietsimprove indexes of sleep in energy-restricted overweight and obese adults:results from 2 randomized controlled trials. Am J Clin Nutr. 2016Mar;103(3):766-74.



友野なおの書籍 新刊は『疲れがとれて朝シャキーンと起きる方法』です。


コメントを残す