12.【睡眠健康経営:Workplace Wellness Design】上司の意識で部下の健康は左右される

皆さん、こんにちは。

日本人の有給消化率はとても低く、自分の有給支給日数を把握していない割合はとても多いのです。厚生労働省の平成24年 就労条件総合調査によると、平成24年で付与された日数が18.3日に対して、実際に所得した日数は9.0日、取得割合は49.3%という結果になっています。年次有給休暇の取得割合が50%を下回っている状態は過去10年にもわたって続いているのが現状です。

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日本人は休まないのか?休めないのか?

私自身、睡眠コンサルタントとして様々な労働者の皆様と接する中で、皆さん総じて「早く帰りたい」「もっとたくさん眠りたい」「お休みが欲しい」とおっしゃいます。お仕事が好きで、やりがいを感じていたとしても、やはりプライベートの時間はきちんと確保したいと思う気持ちは強く、これは当然の心理状態だと思います。しかし、現実は平日は長時間労働で土日出勤は当たり前。さらに、休む権利として認められている有給休暇さえも、「取得することが後ろめたい」、「出世に響くのではないかと不安」「上司の目が気になる」などの理由から、積極的に取得していない方が多いのです。
ある調査によると、ワーク・ライフ・バランスを尊重する上司の下で働く労働者はそうでない方と比べ、睡眠時間は長く、喫煙や肥満などといった心血管系の危険因子の数も少ないというデータが出ています。
労働者の健康を守るためには、本人の意識改革だけではなく、企業全体が「余暇の充実と労働安全衛生」のつながりをきちんと理解する必要があるのです。

労働時間と休養時間は表裏一体

しっかりと休養することで、しっかりと働ける。つまり労働時間と休養時間は表裏一体の関係なのです。労働者の心身の健康、安全といった面を考えるとき、労働時間内だけを切り取って考える事はできず、会社以外の生活面の時間も加味するのが合理的な考え方でしょう。しっかり休むことで脳がクリアになり、心身の健康レベルが向上するだけでなく、こうしたプライベートの時間で経験したことや感じたこと、学んだことは必ず仕事にも良い影響をもたらし、相乗効果を生むと思います。
会社の発展的な明るい未来を創造するためにも、「休むこと」を積極的に取り入れるよう、仲間や同僚の間で声を掛けあっていきましょう。



友野なおの書籍 新刊は『疲れがとれて朝シャキーンと起きる方法』です。


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