51. 「85点未満」は要注意!あたなの睡眠は何点?すぐにできる「睡眠効率」の計算法

皆さん、こんにちは。

「良い眠りとは何ですか?」と聞かれたら、適切な睡眠の「量」が確保されていること、そして良質な睡眠の「質」が確保されていることの2点が挙げられます。適切な睡眠時間という表現はざっくりとしていて「いったい何時間眠ればいいのか分からない」と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。この睡眠時間に関してはかなり個人差があり、「この時間がベスト!」とは、残念ながら科学的には言い切れないのです。
しかし、睡眠の質から自分の睡眠時間の目安を算出することができます。

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睡眠効率を計算して、自分の眠り得点を知ろう!

どのくらい効率的に眠れているかを算出する「睡眠効率」は、客観的に自分の眠りを知る上で大切な指標になります。方法はとても簡単なので、ぜひ皆さんもご自身の睡眠効率を計算してみてくださいね。

総睡眠時間(実際に眠っていた時間)÷総就床時間(ベッドの上にいた時間)×100

【例】
①夜ベッドに入った時間:0:00
②朝ベッドから出た時間:7:00
③実際に眠っていた時間:5:00

総睡眠時間⇒5
総就床時間⇒7
睡眠効率計算⇒5÷7×100=71.4
睡眠効率得点⇒71点

睡眠得点の合格ラインは「85点」

ベッドに入っても悩み事があって眠りにつくまでにとても時間がかかったり、早朝に目が覚めてそのまま眠れなかった等があった場合、当然、睡眠効率は悪い状態です。まずは自分の眠りがどのような状況にあるのか、睡眠効率の点数から知ることができます。

睡眠効率点数が85点未満の場合は、ベッドに入る時間を遅くして就床時間を短縮することから睡眠改善に取り組んでみましょう。睡眠の圧が高まり、睡眠の効率がぐっと上がるはずです。そして再び睡眠効率を計算し、得点が合格点である85点を超えたら、今度は就床する時間を15分早めてみてください。そうして、敢えて圧迫させた睡眠時間を少しずつ延長させ、自分に合った適切な睡眠時間を確保していただきたいと思います。

この睡眠効率を計算するにあたり睡眠日誌を活用することで、自分が何時に就床したのか、何時間程度眠ったのかなどを簡単に把握できるようになりますので、ぜひご活用ください。
本サイトではこれまでの睡眠日誌(簡易版)に加え、睡眠効率が計算できるバージョンもダウンロードできるようになりました。
どちらのバージョンも無料ですので、睡眠改善にお役立てください。

睡眠日誌のご紹介



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